こんばんはー。
ブランド品・時計・ジュエリー・宝石・骨董品・美術品等々…中古品の事ならお任せの、
鑑定のたくみ堂です!
今日は成人の日でしたね。。。新成人の皆様おめでとうございます。
コロナ禍で成人式が延期になったり不安な世の中ですが、
これからも人生楽しめるように頑張っていってください‼
大人の第一歩ということで…当店でお買取りさせて頂いた商品のご紹介です!
❝Hermès(エルメス) ケリー25 Y刻印 エトゥープ/トゴ❞
ケリーバッグの名前の由来は、
モナコ公国の王妃となったグレース・ケリーだということはご存じの方も多いと思います。
グレース・ケリーというのは22歳でデビューした後、一躍ハリウッドスターにまで登りつめ、
その後モナコ公国の王妃になった現代版シンデレラともいうべき憧れの女性です。
そして、なぜこのグレース・ケリーの名前がつけられたかというと、実はひょんなことからなのです。
これだけ注目を浴びる人物だと当然パパラッチに毎日のように追い掛け回されます。
当時妊娠中だったグレース・ケリーはパパラッチに写真を取られる瞬間とっさにお腹をかばったのですが、
このときにお腹をかばったのがエルメスの「サック・ア・クロア」というバッグでした。
この写真が「ライフ」誌に掲載されると大反響を呼び、
そこに写ったエルメスのサック・ア・クロアも大きく注目をあびることになったのです。
この時のエルメスのトップは4代目のロベール・デュマ・エルメスだったのですが、直接モナコ王室に掛けあい、
このサック・ア・クロアに王妃の名前を使わせてもらえないかというのを交渉したのです。
交渉の結果、なんとかケリーという王妃の姓をバッグに使わせてもらうことが出来るようになりました。
ファーストネームのグレースではなく姓のケリーだったのは、
王妃のイメージを守るためのモナコとの妥協点だったのでしょう。
こうして現在エルメスの中でもバーキンと人気を2分するほどのアイコンバッグが誕生し、
50年以上もの永きに渡り世の女性達を魅了する伝説的アイテムが誕生したのです。
ケリーバッグの原型というのは、上にも書いてあるとおり、「サック・ア・クロア」というバッグになります。
サック・ア・クロアはもともと馬具製造を営んでいたエルメスがサドルバッグを改良して婦人用バッグとして
発表したエルメス最初のバッグ❝オータクロア❞を改良したものです。
台形型のフォルムで、フラップをかぶせるようになっていてバッグの口と
フラップをしっかりとめるための鍵がついているのがとても特徴的です。
ベースはハンドバッグでシングルハンドルでかなりしっかりした作りになっていて、
専用のショルダーストラップをつけてショルダーバッグにすることもできます。
外縫いと内縫いというタイプがあり、
外縫いは、縫い目が外に見えるタイプでエルメスの伝統的な技術
クージュ・セリエが楽しめるかっちりした印象です。
カタチも台形がはっきりとしていて、どちらかというとフォーマルなスタイルになります。
内縫いは、外縫いで縫ったものを裏返したものです。
外縫いに比べると台形のフォルムがかなり柔らかい印象になり、かなりカジュアルな印象になります。
「ケリーバッグ=洗練された大人の女性」という公式が成り立つほど格をもったバッグですので、
持っているだけでステータスになることは間違いありません!
当店ではこう言った高級バッグも多数お取り扱いさせて頂いております。
今回はお買取り紹介をさせて頂きましたが、店内には販売商品も取り揃えております。
是非一度ご来店頂けたらと思います。
本日も最後までお読みいただきまして誠にありがとうございました。