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鑑定のたくみ堂です!
本日は大人気の❝CHANEL❞より、ド定番のチェーンショルダーバッグをご紹介致します。
シャネルのバッグと聞くと、どんなバッグを思い浮かべますか?
おそらく大半の人がダイヤモンド型のキルティング加工がされ、
チェーンストラップがついた長方形のバッグを思い浮かべるのではないかと思います。
このシャネルの象徴的なバッグデザインですが、よくマトラッセと呼ばれます。
マトラッセというのは、フランス語で「ふわっとした」という意味でいわゆるキルティングの意味になります。
マトラッセ自体はシャネルではキルティング加工された商品ラインを表すので、
このバッグだけがマトラッセというわけではないのですが、イメージとしてマトラッセで定着しています。
実際にはチェーンショルダーバッグはマトラッセ以外にも、
カンボンやマドモアゼル、チョコバー、Vステッチといった定番ラインから
それ以外の限定ラインなどからも発表されているのでバリエーションはとても豊富です。
チェーンショルダーバッグの生産が開始されたのが1955年の2月のことです。
実はこのチェーンショルダーバッグというのは画期的なアイデアで、
当時の女性用バッグというのは今でいうクラッチバッグが主流でした。
クラッチバッグの難点というとどちらかの手で常に持っていなければいけないということですね。
ココ・シャネルは女性用の衣服に実用性という観点から革命をもたらした人物です。
ここでも実用性を無視したバッグの常識に対して一石を投じ、
チェーンを付けることで女性の片腕を開放し、バッグの常識にも革命をもたらしたのです。
このチェーンには革紐が編み込まれているのは、よくご存じだと思いますが、
革紐を編み込んだ理由というのも単なるファッションではなく、
チェーンが切れないようにという機能面での想いもあったのです。
それだけではなく、このチェーンショルダーバッグには他にも様々な趣向が凝らされています。
まずバッグの中身が見えないようにするためのフラップをつけました。
ごちゃごちゃとしたバッグの中身を人に見られるのは嫌ですよね?
現在ではさらにダブルフラップが採用されており、外側と内側の2重のフラップが定番になっています。
あとは口紅やファンデーションなどの化粧品を入れるための内ポケットやバッグの後ろに付けられた
小さなチップ用のポケット、そして恋人からのラブレターを忍ばせるための隠しポケットなどもついています。
この当時は、男性主導の社会なので女性がチップをあげるというのは珍しいことでした。
ココ・シャネルはそんな女性に力を与える目的であげたいときに自分でチップをすぐに渡せるようにと
こうしたポケットをつけたのです‼
時を超えて愛され続けるシャネルのアイコン、チェーンもしかり、マトラッセもしかり、
バッグに込められたココの想いも全てシャネルの魂として引き継がれています。
何気なく見ていたり、使っていた「マトラッセ」もこうして考えると、
とても素晴らしいものに見えてきますね!
このような定番商品をお持ちの方で、不要になられた方や資金が必要な方等々…
当店にお持ちいただければ専門鑑定士が丁寧に鑑定させて頂きます。
お気軽にお越しいただけたらと思いますので、是非‼
今日も最後までお読みいただきましてありがとうございました。